天山本草の話

天恵の栽培環境地域である佐賀県で直接栽培する天山本草の主要品種を紹介します。
『天山本草』は佐賀県に位置した天山で栽培される植物を意味します。

万年茸の栽培

A. 万年茸の紹介

1. 名称

学名 Ganoderma lucidum Karst.
界:菌界Fungi
門:担子菌門Basidiomycota
綱:菌じん綱Hymenomycetes
目:ヒダナシタケ目Aphyllophorales
科:マンネンタケ科Ganodermataceae
属:マンネンタケ属Ganoderma
日本名 万年茸(まんねんだけ)
生薬名 霊芝(レイシ)

2. 形状

マンネンタケのカサは直径が5~15cmほどの大きさで、幼菌時は黄白色で成長すると黄褐色~暗褐色になっていきます。
また、カサのフチの色は白くなっている事があります。内部はコルクのような質感で形は半円形または腎臓形です。地表面には中心部から周辺部へかけて 放射状に浅い溝のような形で窪んでいます。カサの裏側は白色または黄色でヒダのようなものはありません。マンネンタケのツカの長さは5~15cm位で、複数に枝分かれしている事もあります。表面には光沢が見られます。カサと同じく肉質はコルクのような感触で、カサよりもしっかりしていて少し硬い。

3. 生育環境

マンネンタケは広葉樹の切り株や根の傍などに発生します。

4. 万年茸の歴史

万年茸を古医書では靈芝(霊芝)といい、健康長寿を象徴する十長生図に見える不老草です。国内では万年茸(マンネンタケ) と言って中国は神草、仙草、 不死草、 皇帝の薬といい、韓国は不老草あるいは霊芝と呼ばれる。
東洋では2000年前から最上級の薬草で使われており、中国の古医書"本草綱目"では万病を治療する神草で長い間服用すること体が軽くなって老けず、 寿命を延長させて 神仙になったとしました。 この不思議なキノコである神草が体内で霊妙な効能を発生させるとして靈芝(霊芝)と名をつけたという。
霊芝という薬草の名前を世界で最初に使い始めた国は中国であり、初めて取り上げられたのは、中国でも最高の薬物書と言われている"神農本草経" に記載させた。漢方薬を365品とし、上品、中品、下品の3種類に大別して生命を助けることを目的とすることが上品とした。
したがって上品は無毒であり、長期間服用しても副作用がない、老化を防止して寿命を延長する薬効があると記録されている、120種の中で6種の霊芝が 記録されている。"神農本草経"では紫芝以外の霊芝は長期にわたって食べると体が軽くて不老と、生命が延長されると記録している。 その後も多くの本に 霊芝が紹介されたが、古医書に収録された絵で見ても現在の霊芝と姿がとても似ているということを知ることができる。

5. 霊芝に関する古書の内容及び記録

古書名 内容
日本書紀 日本23代天皇の時3つの霊芝を発見して天皇に献上してみると、発見者に姓を下賜した。(三枝部建)
中国の秦始皇帝 善術者をさせて不老不死の霊薬を手に入れて来るように命じて東方のいろんな国を探検させた。
神農本草経 霊芝は深山幽谷の名山対処に仙人たちが下り、楽しむ仙境にだけ静かに育つ神仙草。 効能効果は削除しました。
陶弘景 性味は甘くて性質は暖かい。効能の記録は削除しました。
本草綱目 中国の李時珍(1950)の本草綱目(39冊)、第28冊5部に霊芝が登場し、現在のような霊芝の絵がいる。
本草綱目では1892種の薬の効能を上、中、下に分類して霊芝は上楽に分類した。効能効果は削除しました。
中国薬食図鑑 効能の記録は削除しました。
漢書武帝紀 中国の漢の武帝が霊芝の愛好家に漢書武帝紀に記録されている。霊芝を不死不老の神薬として崇め、霊芝が発見されれば、祝宴を開き、大赦令と、霊芝の詩を作ってお祝いした記録がある。 (芝房)
名医別錄 毒がない。効能の記録は削除しました。
薬性論 性味は甘く、性質は平し、毒がない。
東医宝鑑 毒がなく、霊芝を長期間服用すれば体がかるくなって神仙になっている。霊芝の卓越した薬効を説明して不老草と記している。
近代研究 霊芝に対する国際学術大会が開かれ、世界の有名な学者たちが霊芝の様々な効果があるという発表に多くの注目を受けている。

6. 配合と禁忌の関連された記録

古書名 内容
神農本草経集註 薯蕷(山薬、長芋)をともに使用する。
恒山(常山 /Dichroa febrifuga Lour)を一緒に使用しない。
扁青 (性味は酸味、塩辛味、性質は平し、藍銅鑛の鉱石)、茵蔯蒿(河原艾)を一緒に使用しない。
薬対(Herb-pair) 麻子仁、白瓜子、牡桂を配合すれば、極めて有益である。

7. 漢方学の薬性

性味は甘くて性質は平し、帰経は心、脾、肺、肝経に作用して。味は5つの味がしている。(効能効果は削除しました)

8. 古書に記録された万年茸の種類

名称 学名 本草綱目の記録 効能 形態
①赤芝 Elfvingia applanataまたはPers 又名丹芝。気味苦平無毒
効能の記録は削除しました。
効能の記録は削除しました。
②青芝 Coriolus versicolar (L.:Fr.)Quel. 又名龍芝。酸平無毒
効能の記録は削除しました。
効能の記録は削除しました。
③黃芝 Ganoderma Tsugae MURRILL 又名金芝。甘平無毒
効能の記録は削除しました。
効能の記録は削除しました。
④白芝 Ganoderma Sessile MURRILL 又名玉芝。辛平無毒
効能の記録は削除しました。
効能の記録は削除しました。
⑤黑芝 Ganoderma neo-japonicum 又名玄芝。鹹平無毒
効能の記録は削除しました。
効能の記録は削除しました。
⑥紫芝 Ganoderma neo-japonicum Imaz 又名木芝。甘溫無毒
効能の記録は削除しました。
効能の記録は削除しました。

B. 万年茸の栽培現況

栽培品種 Ganoderma lucidumKarst./ 万年茸の赤芝(まんねんだけ)
栽培場所 佐賀県の地域内
栽培收量 年間200kgの収穫
品種特徴 赤芝は霊芝種類のうち、容姿が一番美しい、効果も高く、霊芝を代表する。
収穫時期 毎年10月から12月
栽培特徴 無農薬有機農法で栽培された霊芝よって人体に安全です。
生理的特徴 ①温度: 菌糸成長段階=10~38度 = 最適温度25~32度
    子実体の形成及び生育段階 = 最適温度27~32度
②湿度: 菌糸成長段階 = 65~70%(培養室)
    子実体の形成及び生育段階 = キノコが発生する際の室内の湿度は90%以上、室内の湿度が70~80%に維持
③換気: 茎が4~5cm程度成長すれば、かさが形成するように誘導に必要な要因が換気である。(1,000ppm)
④光度: 50~450Luxの散光
栽培手順 伐木-原木乾燥-菌糸培養-原木切断-原木殺菌- 種菌接種-接種木培養-原木植栽-栽培環境造成-生育管理-収穫-乾燥
栽培方法 断木栽培方法
優良品質 赤芝は笠の厚さが厚くしなければならず、笠の裏面が濃い黄色を帯びたことが高品質である。
かさが完全に開かなくやや縮んで、新鮮で弾力の優れたものと吸湿しない方が良い。

C. 栽培の姿


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